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極端に寒がり(冷え性)

寒がりの原因は体型だけでない!
病気かも・・・?

冷えや極端な寒がりは、筋肉量が少ない、肥満などの物理的な問題、血行不良、ホルモンバランスの変化、ストレスなどが原因として考えられます。

筋肉量が少ない

筋肉が動くことによって、熱を生み出します。そのため筋肉量が低下すると、基礎代謝が減ってしまい、身体が作る熱が少なくなってしまいます。それによって寒さや冷えを感じやすくなります。加齢によるもの、運動不足によるものなどが考えられます。

基礎代謝低下

人が1日をなにもせずに生きているだけで消費する最低限のエネルギーを基礎代謝といいます。前項で述べたような筋肉量の低下のほか、栄養バランスの崩れ、ストレスなども基礎代謝を低下させます。それによって発熱量が減少し、寒がりになります。

太っている

太っている脂肪による肥満によって、人は暑がりにもなりますが、「脂肪の底冷え」という言葉があるように、かえって冷えを感じる場合もあります。これは体内で発生した熱が、熱伝導の悪い脂肪が妨げとなって皮膚になかなか伝わらないためです。また運動不足による肥満などでは筋肉量が少なく、基礎代謝も低下することで寒がりの傾向に拍車をかけてしまいます。

ホルモンバランスの変化

ホルモンは代謝にも大きな影響を与えます。そのため、ホルモンバランスの乱れによって寒がりになる場合もあります。甲状腺ホルモンは代謝をつかさどっており、その減少によって、冷え性になったり寒がりになったりするのはよくあることです。その他にも体重増加、乾燥肌といった身体の症状の他にも、やる気の低下など心の症状もあらわれます。

鉄分不足

鉄分は血中の赤血球にあるヘモグロビンを作る要素として大切なものです。酸素はヘモグロビンの中のヘム鉄と結びついて全身へと運ばれます。鉄分が不足し貧血になると、酸素を全身に運ぶ働きが弱くなり、冷えや寒がり、倦怠感の原因ともなります。

血行不良

血の巡りが悪い状態です。血行が不良になると、そのぶん様々な部位への栄養が行き届きにくくなり、肩こりや冷え、慢性の疲労感などの症状があらわれやすくなるばかりではなく、血管自体もダメージを受けてしまいやすくなりす。血行に問題があると感じたら早めに循環器内科などにご相談ください。

ストレス

精神的、肉体的に強いストレスを受けると、自律神経のバランスに変化が起こり、血の巡りが悪くなります。緊張で手足が冷たくなることがあるのはストレスによる血行の問題です。

自律神経の乱れ

自律神経の乱れ自律神経は全身の様々な機能を調整しており、体温も自律神経によって調整されます。例えば、気温が上がると自律神経は血管を拡張させて体温の放熱を助け、気温が下がると血管を収縮させて体温が発散しないようにするなどで体温を保つ働きをしています。エアコンで年中気温の変化がない環境にいると体温調節機能が低下して冷えを感じやすくなることもあります。自律神経の乱れによって内臓の働きも低下すること便秘や下痢などの便通異常を起こしやすくなります。

極端な寒がりは
「橋本病」かもしれません

極端な寒がりは「橋本病」かもしれません橋本病は甲状腺ホルモンが低下することで、筋力低下、体重増加、無気力、物忘れ、肌が乾燥しやすいなどの症状があります。また、突然極端に寒がりになったり、冷え性になったりすることもあり、周りの人が薄着の状態でも、自分だけ厚着をしないと寒い、夏場でもヒーターを付けてしまうこともあります。
今までと違う寒がり感や手足の冷えなど冷え性の症状に加えて、便秘や抑うつ感などが気になる場合は、早めに当院までご相談ください。

橋本病について

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