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予防接種

当院で予防接種をお考えの方へ

当院で予防接種をお考えの方は、受診される前にお電話にてご予約をお願いいたします。
直接来院、WEB予約などの場合、準備等の対応が出来ないことがあります。
ご理解ご協力の程宜しくお願いいたします。

予防接種について

予防接種について

予防接種は、ウイルスなどの病原体に対する免疫をつけておくことによって、その病気にかかりにくくなるか、かかってしまっても重症化させないようにするために行うものです。
接種するワクチンは、対象の疾患のもととなる病原体そのものを弱毒化・無毒化したものなどの種類があります。

当院で対応している予防接種

インフルエンザワクチン

インフルエンザの流行は、毎年11月下旬から始まり、1月をピークに3月頃まで続きます。ワクチンの効果は接種後2週間程度であらわれ、5か月程度継続するとされていますので、10月に入ったら接種を受けることをお勧めします。
当院ではインフルエンザワクチンは3歳のお子様から接種することができます。
また、中央区では65歳以上の高齢者の方は一部公費の助成、75歳以上の後期高齢者の方は全額公費負担となっています。

肺炎球菌ワクチン

肺炎は日本人の死因のなかでも、第5位と上位を占めています(令和4年度厚生労働省調査)。高齢者は免疫力や抵抗力が低下しており、肺炎による死者のほとんどが65歳以上の高齢者となっています。
肺炎の原因は様々ありますが、病原体感染による肺炎の中でもその数が最も多いのが肺炎球菌です。そのため、65歳以上の高齢者の方には5年ごとの接種が奨励されています。

水痘・帯状疱疹ワクチン

水痘・帯状疱疹ワクチン水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)は初めて感染した時には水痘(みずぼうそう)となってあらわれ、完治してもウイルスは体外に出ることがなく神経の奥にひそんで休眠しています。体力が弱まったときなどに再活性化して今度は神経に沿って炎症を起こし帯状疱疹となります。成人になって初感染すると激しい症状を起こすことが知られており、また妊娠中に感染すると重症化しやすく、たとえ生命に危険がなくとも胎児の異常や流産・死産を起こしやすくなります。小児にはワクチンの接種が定期化されていますが、制度変更前に生まれた方などは抗体を持っていない可能性もあり、ワクチンを接種しておくことが大切です。
ワクチンには水痘生ワクチンおよび帯状疱疹不活化ワクチン(シングリックス)があります。50歳以上の方には、シングリックスの接種をお勧めしています。

麻疹風疹(MR)ワクチン

麻疹は「はしか」、風疹は「3日はしか」とよばれる感染症です。それぞれ異なるウイルスによる感染症ですが、症状がよく似ています。どちらも成人が感染すると重症化しやすく、特に妊娠中の方が感染すると胎児にも障害が及びやすいため注意が必要です。
小児の場合、麻疹風疹ワクチンは定期接種化されていますが、成人になると抗体が失われている可能性もあり、妊娠を希望する方は抗体検査が推奨されています。抗体がない場合はワクチン接種をお勧めしていますが、接種後2か月程度は妊娠を避けていただきます。また現在妊娠中、または妊娠の可能性のある方はワクチンの接種はできません。

おたふく風邪

おたふく風邪は、ムンプスウイルスによる感染症です。症状は耳下腺の腫れ、痛み、発熱などですが、思春期以降に発症すると精巣炎や卵巣炎を起こす可能性もあり注意が必要です。そのため、乳幼児では定期接種に指定されており、成人でもこれまでおたふく風邪を発症していない方には接種が推奨されています。また、学校保健安全法の指定感染症になっており、登園・登校禁止期間がありますので、医師の指示に従ってください。

B型肝炎

B型肝炎B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)による感染症で、感染者の血液や体液を通して伝染するため、性行為や注射針の共有などでも感染します。急性と慢性がありますが、慢性化しやすく、感染者の女性が妊娠すると母子感染が起こります。妊娠中の検査で感染がわかった場合はHBVワクチンの他に抗HBs免疫グロブリン注射を行い、母子感染を防止します。出産後に判明した場合には、乳幼児の定期接種にてHBVワクチンの接種を行います。

子宮頸がん9価(シルガード9)

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、自然界に多くの型が存在するウイルスで、そのうちいくつかの型は子宮頸がんの原因となります。当院で行っているワクチンはシルガード9という9価ワクチンに対応しており、子宮頸がんの予防に有効なものです。
2023年4月からは定期接種対象の女児と、制度化以前のキャッチアップに当てはまる女性には全額公費により、自己負担額無料で接種が可能です。

当院で対応している予防接種の費用

ワクチン名 患者様負担額
(税込)
インフルエンザ 3,000円
肺炎球菌ワクチン 9,000円
帯状疱疹ワクチン
(シングリックス)
22,000円
帯状疱疹ワクチン
(水痘生ワクチン)
7,000円
MRワクチン
(麻しん風しん混合)
11,000円
おたふくかぜワクチン 7,000円
B型肝炎ワクチン 5,800円
子宮頸がんワクチン
(シルガード)
27,000円

公費助成対象の予防接種

一部の予防接種に関しては、国の法律によって、ワクチン接種に全額、または一部の公費助成が行われることがあります。この助成制度にはインフルエンザ、肺炎球菌、麻疹風疹、HPVなどが含まれています。公費負担は市区町村、または都道府県によって異なります。詳しくはお住まいの地方自治体にてご確認ください。

中央区の
高齢者肺炎球菌定期予防接種

定期予防接種の対象(令和6年度)

  • 中央区内に在住の65歳の方
  • 中央区内に在住しており、60歳以上65歳未満で身体障害者手帳1級に相当する内部障害(心臓・腎臓・呼吸器の機能障害またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害)を有する方

※自費で接種した方も含め、過去に23価肺炎球菌ワクチンを接種している方は本予防接種の対象外となります。

 

接種期間と回数

65歳の誕生日から66歳の誕生日の前日までの間に1回

 

接種費用

1,500円
※生活保護を受けている方、中国残留邦人等に対する支援給付の受給者は無料です

詳しくはこちら

予防接種を受けられない方

次のうち、1つでも該当する方は、ワクチンを接種することができません。
発熱などの場合は熱が治まってから、また禁止期間が過ぎてから接種をお願いします。

  • 接種日当日の体温が37.5℃以上ある方
  • 接種日の1週間以内に38.0℃以上の高熱を発していた方
  • 接種日の4週間以内に風疹、水痘、BCG、黄熱病、ロタウイルス、麻疹、おたふく風邪などの生ワクチン(ウイルスや細菌そのものを弱毒化してつくられたワクチン)を接種した方
  • 接種日の1週間以内4種混合、ヒブ感染症、HBV、小児肺炎球菌などの不活化ワクチン(病原体そのものを無毒化してつくられたワクチン)を接種した方

ワクチン接種の副反応

ワクチンを接種した場合、副反応が起こることがあります。一般的には接種部分の発赤や痛み、頭痛や発熱といった全身症状などです。
接種後、一般的な副反応があらわれた場合は当院までご相談ください。
また場合によっては、アナフィラキシーを起こすこともあり、アナフィラキシーショックの場合にはためらわずに救急対応で受診してください。

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